Nova Akropola / LAIBACH


本作を含め、ライバッハの初期頃は、その軍隊的なイメージと重厚なサウンドがマッチしており、印象的なバンドでした。
ジャケット、ポスター、写真などから伝えられるイメージでの訴求方法が統一されており、イメージ戦略がとても洗練されておりました。
本作はジャケットと音のセンスが
当初はオランダの先進的なレーベルのStaalplaatのカセットレーベルから作品を出しており、Walter Ulbricht SchallfolienやSide EffectsのようなSPKとつながりのあるレーベルから作品を発表し、当時のインダストリアルバンドの一翼を担っておりました。
本作はなぜかCherry Redレーベルから出され、その後、Muteに所属しております。
Mute移籍後から趣向に変化があり、ロックやテクノのカバーを行うようになり、当初のファンはだいぶ離れたのではないでしょうか。
私もMute移籍後、あまり聞いておりませんが、フォリナーやビートルズなどのカバーをし、かなり異色の組み合わせで作品を作っております。

1994年にライバッハのライブをロンドンのユニオンチャペルで観たことがありますが、Muteへ移籍してだいぶ経っておりましたので、初期のインダストリアルな雰囲気はだいぶなくなっておりましたが、雰囲気は少し残っていたかという感じでした。
やはり初期の頃のライブを直接見たかったです。
YouTubeに初期のライブがUPされておりますが、この頃の方が見応えはあったように思います。