“Bang!” – An Open Letter / THE HAFLER TRIO


ハフラートリオは本作において、音のサンプルをひたすらに提示しています。
2~3分程度の曲が、LPでは15曲(その後に発売されたCDには24曲)も収録されています。
いずれもサウンドスケープというか、フィールドワークで取られた音ばかりです。
途中でインタビューのようなものもあり、野外での録音もあり、ドローンミュージックのような音や、機械のようなカタカタ音まであり、得体の知れなさがあります。
秋田昌美氏の『ノイズウォー』でもハフラートリオの本作について触れらており、「音の秘境リサーチ」として紹介されております。
本作以降も非常に興味深い活動をして、作品ごとに異なるアプローチでの音を聞かせてくれていました。
トリオ編成とはいえ、ひとりは架空のエドワード・ムーレンビーク博士であったが、もうひとりのメンバーが脱退し、現在はひとりで活動しているようです。