1974-76 / CABARET VOLTAIRE


キャバレーボルテール(キャブス)は当初、スロッビンググリッスルのIndustrial Recordsからも作品を出しており、本作はそのIndustrial Recordsからリリースされた作品です。
Industrial Recordsの名盤コンピレーション『The Industrial Records Story』にも収録されていた「A Sunday Night in Biota」が入っており、それだけでも本作の価値は高いです。
他の曲もキャブスの初期のノイズ色が濃い目の感じで、とても聴き応えがあります。
キャブスのアルバムは、どれも良いですが、初期のものが出色しており、今聞いても、その先進性を高く評価したいと思ってしまいます。
ラフトレード、ヴァージン、ミュートと有名レーベルを渡り歩き、メジャーのようで、メジャーではない微妙な立場を貫きました。
ノイズの始祖だけではなく、エレクトロミュージックの始祖ともいえるかと思います。